法律解釈の手筋

再現答案、参考答案、法律の解釈etc…徒然とUPしていくブログ… 

慶應ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 刑法 解答例

解答例 第1 問題1 (以下、刑法は法名略。) 1 事例① 199条 2 事例② 240条後段 3 事例③ 252条1項 4 事例④ 60条、65条1項、252条1項 5 事例⑤ 235条 第2 問題2 1 XがAのバッグ(以下「本件バッグ」という。)を取り上げて立ち去った行為に窃盗罪(235条)が成…

慶應ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 裁判所がBによる売買代金の弁済の事実を認定してXの請求を棄却することは、弁論主義第1テーゼに反し許されないのではないか。 2 弁論主義とは、判決の基礎をなす事実の確定に必要な資料の提出を当事者の権能および責任とする建前をいう…

東大ロー入試 平成29年度(平成28年11月/平成29年4月入学) 刑事系 解答例

解答例 第1 設問1 (この設問では、刑法は法名略。) 1 XがBの後頭部に回し蹴りをして1カ月の加療を要する傷害を負わせた行為に傷害罪(204条)が成立しないか。 2 Xの上記行為は不法な有形力の行使であり、それによってBの生理機能に障害を加えている。 3 …

東大ロー入試 平成28年度(平成27年11月/平成28年4月入学) 刑事系 解答例

解答例 第1 設問1[1] 1 Yの罪責 (1) Yが、後述のXの暴行を黙認した行為に、傷害致死罪の幇助犯(62条1項、205条)が成立しないか。 ア Yの上記行為は期待された行為をしない不作為であるが、「幇助」にあたるか。 (ア) 幇助とは、実行行為以外の方法で、実…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 刑事訴訟法 解答例

解答例 1 Bの供述録取書(以下、「本件書面」という。)は、伝聞証拠(320条1項)であり、裁判所は証拠調べ請求(298条1項)を却下決定すべきでないか(刑事訴訟規則190条1項)。 (1) 伝聞証拠とは、公判廷外供述を内容とする証拠で、内容の真実性が問題となるもの…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問前段 (以下、民事訴訟法は法名略。)[1] 1 Yの「甲建物は自分が所有している」との主張は、既判力(114条1項)により遮断されないか。 (1) まず、前訴既判力が後訴に及ぶか。 ア 既判力とは、確定した判決の主文に表された判断の通有性[2]をい…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 刑法 解答例

解答例 第1 甲の罪責 (以下、刑法は法名略。)[1] 1 甲が、包丁をBに突き付けようとして、包丁を持ったままBの方に振り向き、よって、Bの腹部に包丁を刺して死亡させた行為に傷害致死罪(205条)が成立しないか。 (1) まず、甲の上記行為は、Bに向けられた不…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 民法 解答例

解答例 第1 問題1 小問1 1 EはC所有の甲土地に対して抵当権を有するか。抵当権が存在しているためには、①被担保債権が存在し、②有効な抵当権設定契約が締結されていることが必要である。 2 まず、EはAに対して2000万円の貸金債権を有しており、被担保債権…

東大ロー入試 平成27年度(平成26年11月/平成27年4月入学) 刑事系 解答例

解答例 設問1[1] (この設問では刑法は法名略。) 第1 Xの罪責 1 Xが「正当な理由」なくB店という「建造物」に管理権者の意思に反して立ち入り「侵入」した行為に建造物侵入罪(130条)が成立する。 2 XがBの金庫という「他人の物」をバールでその効用を害し…

東大ロー入試 平成26年度(平成25年11月/平成26年4月入学) 刑事系 解答例

解答例 第1 設問1 (この設問では、刑法は法名略。) 1 Yの罪責 (1) Yが「正当な理由」なく、Aの部屋という「人の住居」に、Aの意思に反して立ち入り「侵入」した行為に、住居侵入罪(130条)が成立する。 (2) YがXと「共同」して、Aの両手首を紐で後ろに縛…