法律解釈の手筋

再現答案、参考答案、法律の解釈etc…徒然とUPしていくブログ… ※コメントはTwitterまで!

解答例

『刑法事例演習教材[第2版]』 問題1 「ボンネットの上の酔っぱらい」 解答例

解答例 1 甲が、Aに対し、平成25年7月12日深夜、Aの顔面を手拳で軽く1回殴打した行為に暴行罪(208条)が成立する。 (1) 甲の上記行為はAに対する不当な有形力行使による「暴行」である。また、甲にはかかる事実について故意(38条1項)が認められる。 (2) …

京大ロー入試 平成30年度 民事訴訟法 解答例

京大ロー入試過去問平成30年度民事訴訟法解答例を公開! ・確認の利益(最判昭和30年12月26日) ・債務不存在確認訴訟の確認の利益 ・上限額を定めない債務不存在確認訴訟の適法性 ・口頭弁論

東大ロー入試 平成23年度 民事系 解答例

解答例 第1 設問1 (この設問では民法は法名略。) 1 AはBに対して、所有権に基づく乙建物収去甲土地明渡請求をすることが考えられる。 2 Aは甲土地を所有し、かつ、甲土地には乙建物が存在している。Bはある時点において、乙建物を所有していた。 3 これ…

東大ロー入試 平成24年度 民事系 解答例

解答例 第1 設問1(この設問については民法は法名略。)[1] 1 (ア)について (1) C及びDは、Bに対して、共有持分権(249条)に基づき、甲建物明渡請求をすることが考えられる。かかる請求は認められるか。 ア 甲建物はA元所有である。C及びDはAの相続人であり…

東大ロー入試 平成23年度 刑事系 解答例

東大ロー入試過去問平成23年度刑事系解答例を公開! ・住居侵入罪 ・強盗致傷罪における「負傷」 ・伝聞法則と実況見分調書

東大ロー入試 平成24年度 刑事系 解答例

東大ロー入試過去問平成24年度刑事系解答例を公開! ・事後強盗罪における窃盗の機会 ・基本権侵害と自白法則

東大ロー入試 平成30年度 公法系 解答例

東大ロー入試過去問平成30年度公法系解答例を公開! ・取材の自由 ・平等原則 ・レペタ事件判決(最大決平成元年3月8日) ・博多駅テレビフィルム提出命令事件判決(最大決昭和44年11月26日) ・泉佐野市民会館事件判決(最判平成7年3月7日) ・衆院選挙小選挙区制…

東大ロー入試 平成30年度 民事系 解答例

東大ロー入試過去問平成30年度民事系解答例を公開! ・最決平成16年8月30日 ・契約締結上の過失 ・契約の不当破棄 ・間接強制 ・経営判断原則 ・ユノカル基準 ・独占交渉権

東大ロー入試 平成30年度 刑事系 解答例

東大ロー入試平成30年度刑事系解答例を公開! ・権利行使と恐喝罪(249条1項) ・他人名義のクレジットカード不正使用(最判平成16年2月9日) ・抽象的事実の錯誤と客観的構成要件充足性 ・接見指定(39条3項) ・最大判平成11年3月24日

東大ロー入試 平成29年度 公法系 解答例

解答例 第1 設問1 地方自治の本旨とは、権力分立と民主主義の学校という地方自治の意義にかんがみれば、住民自治と団体自治を意味する。 住民自治とは地方自治が住民の意思に基づいて行われるという民主主義的要素であり、団体自治とは地方自治は国から独立…

東大ロー入試 平成28年度 公法系 解答例

平成27年度東大ロー入試過去問公法系解答例を公開! ・条例と法律の関係(「法律の範囲内」憲法94条) ・徳島市公安条例事件判決(最大判昭和50年9月10日) ・行政上の義務履行確保 ・最判平成14年7月9日

東大ロー入試 平成27年度 公法系 解答例

平成27年度東大ロー入試過去問公法系解答例を公開! ・自己決定権(憲法13条) ・命名権 ・被告適格(行政事件訴訟法11条1項) ・原告適格(行政事件訴訟法9条1項)

東大ロー入試 平成26年度 公法系 解答例

平成26年度東大ロー入試過去問民事系解答例を公開! ・思想良心の自由 ・君が代起立斉唱事件判決(最判平成23年5月30日) ・差止訴訟(行政事件訴訟法2条7項) ・最判平成24年2月29日 ・法定外抗告訴訟 ・当事者訴訟

東大ロー入試 平成29年度 民事系 解答例

平成29年度東大ロー入試過去問民事系解答例を公開! ・時効取得前の第三者 ・時効取得後の第三者 ・時効取得後の第三者における背信的悪意者(最判平成18年1月17日参照。) ・重複訴訟禁止 ・重複訴訟禁止における確認の利益喪失論 ・別訴禁止・併合強制

東大ロー入試 平成28年度 民事系 解答例

平成28年度東大ロー入試過去問民事系解答例を公開! ・保証人の主債務者の抗弁の援用の可否 ・請負代金債権と損害賠償債権(634条2項)の相殺の可否 ・固有必要的共同訴訟と通常共同訴訟 ・共同訴訟人間主張共通の原則 ・当然の補助参加(申出不要説)

東大ロー入試 平成27年度 民事系 解答例

解答例 第1 設問1 1 第1に、Aは乙に対し、会社法22条1項に基づく損害賠償請求をすることが考えられる[1]。 (1) 乙は甲の「事業」を「譲り受けた会社」である。 (2) 乙が甲の「桜設備株式会社」との「商号」を「引き続き使用」していたといえるか。乙の商…

東大ロー入試 平成26年度 民事系 解答例

平成26年度東大ロー入試問題民事系の解答例を公開! ・債務不履行解除 ・付随的債務の不履行と契約解除(最判昭和36年11月21日参照。) ・改正民法541条 ・訴訟上の和解の既判力の可否 ・訴訟行為における表見法理の適用の可否(最判昭和45年12月15日参照。)

慶應ロー入試 平成31年度(2019年度) 憲法 解答例

慶應ローの2019年度の入試問題(憲法)の解答例を公開! ・性同一性障害の性別の取扱いの特例に関する法律 ・自己決定権(憲法13条) ・違憲な条件の法理 ・首尾一貫性

慶應ロー入試 平成31年度(2019年度) 民法 解答例

慶應ローの入試問題(2019年度)の民法の解答例を公開! ・時効完成後の第三者 ・時効完成後の第三者における背信的悪意者(最判平成18年1月17日) ・時効完成前の第三者 ・賃借権の時効取得と抵当権者の関係(最判平成23年1月21日)

慶應ロー入試 平成31年度(2019年度) 刑事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 (以下、刑事訴訟法は法名略。) 220条3項、220条1項1号 第2 設問2 199条1項、201条2項、73条3項 第3 設問3 1 「逮捕の現場」(220条1項2号)として捜索できる範囲はどこまでか。「逮捕の現場」の意義が問題となる。 2 逮捕に伴う無令状の捜…

慶應ロー入試 平成31年度(2019年度) 商法 解答例

解答例 第1 設問1 1 本件取締役会決議は、Xへの招集通知を欠くため、368条1項に反し、無効とならないか。 2 取締役会は、取締役会の権限行使を慎重かつ適切ならしめるために合議体をなしており、招集通知はそのような合議体への出席の機会を確保する重要な…

慶應ロー入試 平成31年度(2019年度) 刑法 解答例

解答例 第1 問題1 (以下、刑法は法名略。) 1 事例① 199条[1] 2 事例② 240条後段、236条2項[2] 3 事例③ 252条1項[3] 4 事例④ 60条、65条1項、252条1項[4] 5 事例⑤ 235条 第2 問題2 1 XがAのバッグ(以下「本件バッグ」という。)を取り上げて立ち去った…

慶應ロー入試 平成31年度(2019年度) 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 裁判所がBによる売買代金の弁済の事実を認定してXの請求を棄却することは、弁論主義第1テーゼに反し許されないのではないか。 2 弁論主義とは、判決の基礎をなす事実の確定に必要な資料の提出を当事者の権能および責任とする建前をいう…

東大ロー入試 平成29年度(平成28年11月/平成29年4月入学) 刑事系 解答例

解答例 第1 設問1 (この設問では、刑法は法名略。) 1 XがBの後頭部に回し蹴りをして1カ月の加療を要する傷害を負わせた行為に傷害罪(204条)が成立しないか。 2 Xの上記行為は不法な有形力の行使であり、それによってBの生理機能に障害を加えている。 3 …

東大ロー入試 平成28年度 刑事系 解答例

解答例 第1 設問1[1] 1 Yの罪責 (1) Yが、後述のXの暴行を黙認した行為に、傷害致死罪の幇助犯(62条1項、205条)が成立しないか。 ア Yの上記行為は期待された行為をしない不作為であるが、「幇助」にあたるか。 (ア) 幇助とは、実行行為以外の方法で、実…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 刑事訴訟法 解答例

解答例 1 Bの供述録取書(以下、「本件書面」という。)は、伝聞証拠(320条1項)であり、裁判所は証拠調べ請求(298条1項)を却下決定すべきでないか(刑事訴訟規則190条1項)。 (1) 伝聞証拠とは、公判廷外供述を内容とする証拠で、内容の真実性が問題となるもの…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問前段 (以下、民事訴訟法は法名略。)[1] 1 Yの「甲建物は自分が所有している」との主張は、既判力(114条1項)により遮断されないか。 (1) まず、前訴既判力が後訴に及ぶか。 ア 既判力とは、確定した判決の主文に表された判断の通有性[2]をい…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 刑法 解答例

解答例 第1 甲の罪責 (以下、刑法は法名略。)[1] 1 甲が、包丁をBに突き付けようとして、包丁を持ったままBの方に振り向き、よって、Bの腹部に包丁を刺して死亡させた行為に傷害致死罪(205条)が成立しないか。 (1) まず、甲の上記行為は、Bに向けられた不…

早稲田ロー入試 2019年度('18年9月/'19年4月入学) 民法 解答例

解答例 第1 問題1 小問1 1 EはC所有の甲土地に対して抵当権を有するか。抵当権が存在しているためには、①被担保債権が存在し、②有効な抵当権設定契約が締結されていることが必要である。 2 まず、EはAに対して2000万円の貸金債権を有しており、被担保債権…

東大ロー入試 平成27年度 刑事系 解答例

解答例 設問1[1] (この設問では刑法は法名略。) 第1 Xの罪責 1 Xが「正当な理由」なくB店という「建造物」に管理権者の意思に反して立ち入り「侵入」した行為に建造物侵入罪(130条)が成立する。 2 XがBの金庫という「他人の物」をバールでその効用を害し…