※こちらの記事は、今年東大ローを受験した後輩からいただいたものです。おそらく東大ロー合格者の平均値くらいかと思われますので、非常に参考になるかと思います。以下の文章は、後輩からいただいた文章を手を加えず体裁のみを整えて記載しております。
1.はじめに
私は、ブログ主の大学のゼミの後輩にあたり、平成31年度より東大ロー既習コースに進学予定の者です。先輩からの依頼もあり、僭越ながら本年度の再現答案を書かせていただきました。私自身、東大ロー入試関連情報が乏しく困っていたところ、ブログ主の先輩に大変にお世話になりました。そのため、先輩のお役に立てればと思い、私の体験をできるだけ再現しました。来年度以降の受験者のお役に立つことができれば幸いです。
2.書類・成績等自分のスペック
ステメンは私立(早稲田・慶應)受験の時に書いたものをうまく編集しコピーしたものを貼り付け。手書きじゃなくていいと思います。そんな見てないって噂ですし。
GPAは約3.65(1~2年と3~4年で、4段階から5段階評価になり成績悪化。前者は約3.8、後者は約3.3)。
TOEICは700くらい。成績関連は受験者の中でも平均かそれ以上ではあるが、特別な超高スぺではない
大学2年次より予備試験の勉強をはじめ、大学3年次は短答落ち、大学4年次は論文落ち、500番台後半くらいでした。予備試験関連の記載の是非の問題がありますが、私は短答合格についてステメンに書きました。
私立入試は早稲田半免、慶應普通合格でした。
3.入試当日試験開始前まで
予備論文落ちのダメージが響き10月半ばから、全く勉強していませんでした(というか私立ロー入試後から)。11月からこのブログを見ながら過去問を5年分くらいやったと思います。
下見をしなかったため、本郷3丁目駅から意外と試験会場が遠くちょっと焦る。本郷に来たのはほぼ初めてだったので、最高学府の雰囲気半端ねえと思いました。と同時に、下見にでも来ていればやる気がでて勉強できたかもと思いました。非東大生で予備論文ダメだった人は本郷キャンパスいって無理やりやる気出すのをお勧めします(笑)。
試験に関しては、マーカーペンが使えないことを当日知り結構焦りました。マーカー使う派の人は気を付けたほうがいいと思います。各科目解答用紙と同じ下書き用紙が配られますが全く使いませんでした(ぶっちゃけ下書きしてる暇ない)。あと休み時間がめっちゃ長いので何らかの勉強道具は必須だと思います。
4.結果
例年230~240くらいは必要ではないかという話のはずであったんですが、私の成績は、以下の通りでした
法律科目1(刑事系) 66点
法律科目2(公法系) 71.5点
法律科目3(民事系) 59.5点
計197点
ビックリするレベルのくそごみ点数で、本当に合格してんだよな・・・と現在も不安になっています(笑)。ほかの受験者の点数について詳しくないため、採点方法が変わったとか、受験者のレベルや自分の書類点がどう評価された可能性とかよくわかりません。しかし、間違いなく言えるのは、私が170番目にかなり近いボーダー層である可能性が高いということです。
再現答案は受験後すぐに書いたわけではないですが、当時の失敗を中心に記憶の限り忠実に再現したつもりです(内容のブレは少ないが、現実の字はもっと汚く、日本語もおかしいためそれぞれ0.8掛けした出来くらいだと思う)。ギリギリ受かっていた私の再現答案から、こんなレベルでも受かるのかとラインを見極めるのに参考になれば幸いです。