法律解釈の手筋

再現答案、参考答案、法律の解釈etc…徒然とUPしていくブログ… ※コメントはTwitterまで!

平成26年 予備試験 民法 解答例(新規定対応)

解答例 第1 設問1 (以下、民法は法名略。) 1 Aは、Cに対し、債務不履行に基づく追完請求として修補請求(559条、562条1項本文)をすることが考えられる。かかる請求は認められるか[1]。 (1) AとCは、A邸の外壁について、B邸と同じ仕様に改修するという内容…

平成27年 予備試験 民法 解答例(新規定対応)

解答例 第1 設問1 1 FはBに対し、共有持分権に基づく返還請求権としての甲建物明渡請求をすることが考えられる。かかる請求の要件事実は、①甲建物についてF共有持分権を有すること②Bが甲建物を占有していることが必要である。 2 Fに共有権持分権が認めら…

平成28年度 予備試験 民法 解答例(新規定対応)

解答例 第1 DのBに対する請求 1 請求の法的構成 ①DはBに対して解除に基づく原状回復義請求(545条1項本文)として500万円の金銭返還請求②債務不履行(415条1項本文)に基づく40万円の損害賠償請求[1]③196条1項に基づく50万円の費用償還請求をすることが考えられ…

平成29年 予備試験 民法 解答例(新規定対応)

解答例 第1 設問1[1](以下、民法は法名略。) 1 Cは、Aに対し、所有権に基づく妨害排除請求としての本件登記抹消登記請求をすることが考えられる。 2 第1に、Cは、自己が完全な所有権を取得したことを主張することが考えられる。 (1) 甲建物は、Bの…

平成30年度 予備試験 民法 解答例(新規定対応)

解答例 第1 設問1[1]‘(以下、民法は法名略。) 1 ①債務履行責任について (1) CはAに対し、415条1項に基づく損害賠償責任を負うか。AC間には直接の契約関係がないため、問題となる。 (2) 発注者あるいは元請人(以下、「発注者等という。)は、下請業者の労…

平成23年度 予備試験 民事訴訟法 解答例

解答例 1 原則的検討事項 (1) 控訴状の控訴人欄は「Z」と表示されているところ、被告と異なる者が控訴提起しているため、本件控訴提起は不適法ではないか。 (2) まず、被告と控訴人が異なるかどうかを判断するために、本件訴訟における当事者が誰かを検討…

平成24年度 予備試験 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 第1訴訟の既判力(114条1項)が第2訴訟に作用するか。 2 第1訴訟に生じる既判力の範囲はどこまでか。 (1) 既判力とは、確定判決の判断に与えられる通有性ないし拘束力をいう[1]。その趣旨は紛争の一回的解決であり、その正当化根拠は…

平成25年度 予備試験 民事訴訟法 解答例(民法新規定)

解答例 第1 設問1(1) 1 アについて (1) まず、債務者が別訴を提起することは、重複訴訟禁止(142条)にあたり、許されない。 (2) 次に、Bが被保全債権を争って訴訟参加をすることが考えられるが、いかなる方法によるべきか。改正前民法の下では、当事者…

平成26年度 予備試験 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 第1に、Xは、Wに対して別訴を提起し、裁判所に対して、弁論の併合(152条1項)をする旨の職権発動の申し出をすることが考えられる。しかし、かかる方法は、弁論の併合が裁判所の裁量に委ねられており、必ずしも本件訴訟の手続で併せて…

平成27年度 予備試験 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 訴訟物とは、訴訟の審判の対象となるところの権利関係[1]をいい、実体法上の権利を基準に考える。 交通事故の不法行為に基づく損害賠償請求の訴訟物について、判例[2]は、人的損害の財産的損害と精神的損害はまとめて1つであるとする…