2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
解答例 1 Xらは、Bを被告として、不法行為に基づく損害賠償請求訴訟を提起したと考えられる[1]。不法行為の要件事実は、①原告の権利又は法律上保護される利益の存在②被告が①を侵害したこと③②についての被告の故意または過失④損害の発生及び額⑤②と④の因果…
解答例 第1 設問1(刑事訴訟法については、以下法名略。) 1 憲法35条1項、刑事訴訟法218条1項 第2 設問2 1 そもそも令状主義(憲法35条1項、刑事訴訟法218条1項)の趣旨は、令状裁判官が「正当な理由」を事前に審査し、あらかじめ捜査機関の恣意的権限行…
解答例 第1 問題1 ① 203条、199条 器物損壊罪と殺人罪に構成要件的重なり合いがないため ② 254条 死者に占有が認められないため[1] ③ 61条1項、104条 防禦の濫用であるため[2] ④ 204条 被害者の承諾が成立しないため[3] ⑤ 130条前段、235条、130条前段、20…
解答例 第1 設問1(以下、会社法は法名略。) 1 本件取締役会決議には369条2項違反の瑕疵があり、無効である。 2 本件取締役会決議には、369条2項の違反が認められる。 (1) 取締役会決議では、「特別の利害関係を有する取締役」は議決権を行使することが…
解答例 第1 設問1 1 Eは、Cに対し、本件賃貸借契約に基づく賃料支払請求をすることが考えられる。かかる請求が認められるか。 (1) AはCに対して、2017年10月20日、月額50万円、賃貸期間を2017年11月1日から2022年3月31日までと約定して、本件建物を貸…
解答例 第1 設問1 1 裁判所は、Yの、Xを被告とした、Xに販売した輸入家具の未収代金400万円の支払を求める訴え(以下、「本件後訴」という。)について、請求棄却判決をすべきである。 2 本件後訴には、XがYを被告として、工事請負代金債権600万円の支払…