2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
再現答案 (自己評価:E→結果:C) 第1 設問1 1 まず、本件逮捕は「罪を行い、または現に罪を行い終つた」(212条1項)にあたらないため、現行犯逮捕(212条1項)は認められない。 2 次に、本件逮捕が準現行犯逮捕(212条2項)として現行犯逮捕が許…
解答例 【判例ver.】 第1 設問1 1 第1に、裁判所は、本件後訴が前訴既判力に抵触するとして、請求棄却判決をすべきではないか。信義則による後訴遮断の前提として、検討する[1]。 (1) 既判力とは、前訴確定判決の後訴での通用性ないしは基準性をいう。そ…
解答例 第1 設問1 (以下、刑事訴訟法は法名略。) 1 第1に、甲は下線部①逮捕(以下「①逮捕」という。)時に実行行為を継続していたわけではないため、「現に罪を行」(212条1項)う者にはあたらない。 2 第2に、甲が「現に罪を行い終った者」(212条1項)にあた…
解答例 【争点効肯定説ver.】[1] 第1 設問1 1 第1に、「XY売買契約は詐欺によるものである」とのXの主張は、前訴既判力(114条1項)に抵触し、遮断されないか。前訴既判力が後訴に作用するか。 (1) 既判力とは、前訴確定判決の後訴での通用性ないしは基準…
解答例 【勅使川原説ver.】 第1 設問1 (以下、民事訴訟法は法名略。) 1 Xの「Aは生存中に甲土地をCに贈与していた」との主張は、前訴既判力(114条1項)に抵触し、裁判所は審理・判断することが許されないのではないか。 (1) まず、前訴既判力が後訴に及ぶ…
解答例 第1 設問1 (以下、刑訴法は法名略。) 1 逮捕の適法性 (1) ①の逮捕は、同一の被疑事実について逮捕・勾留が先行するところ、一罪一逮捕・一勾留の原則に反し違法とならないか。 (2) 刑訴法は、被疑事実、すなわち事件ごとに身体拘束の厳格な期間…
解答例 第1 設問1 1 ①ないし③の写真撮影は適法か。 (1) 写真撮影は、特定の場所や物や人の身体の性質・状態等を五官の作用で認識する活動という検証たる性質を有する。そして、住居内を撮影する行為は憲法35条が保障するプライヴァシィの利益に「侵入」す…
解答例 1 甲が乙に対し賄賂を供与した事実は、刑罰権の存否及びその範囲を画する事実であるから、その立証に用いる証拠には証拠能力があることを要する(厳格な証明 317条)。 そこで、本件のレコーダーに証拠能力が認められるかにつき検討する。 2 第1に、…
解答例 第1 設問1 1 裁判長は、訴因の特定がなされていないことを理由に求釈明(規則208条1項)しなければならないか。 2 訴因が特定されていない場合、256条3項に反するため、裁判所は公訴棄却をすれば足りるとも思える(338条4号)。もっとも、公訴棄却判決…
解答例 1 KがAに捜査を依頼して、甲に覚せい剤の売買を働きかけた点について (1) Aの上記行為は、いわゆるおとり捜査として許されないのではないか。 ア おとり捜査とは、捜査機関又はその依頼を受けた捜査協力者が、その身分や意図を相手方に秘して犯罪を…
合格していました。 予備合格者は2人しか落ちていなかったので、大丈夫だと思っていましたが、通知がくるとほっとしますね。 以下、点数と順位です。 憲法 39点/50点 民法 52点/75点 刑法 48点/50点 合計 139点/175点 順位 670位 予備試験の時は、短答式…
平成23年度予備試験 刑事訴訴訟法 参考答案例
とりあえず、選択科目を除いて全科目の再現答案をUP致しました(なお、選択科目についてのUPの予定はありません。笑)。 初日は、まあミスっても落ちることはないだろう、という感覚で6時半頃に五反田に到着。吉野家で朝ご飯を食べ、ベローチェで最後の確認を…
再現答案 第1 設問1 1 Dは甲社に対し、会社法(以下法名略)433条1項1号に基づく会計帳簿閲覧請求をしているものと考えられる。 2 Dは甲社株式の200株を有しており、総株式1000の内2割に相当するため、「議決権の100分の3以上の数の株式を有する株主」にあ…
再現答案 第1 設問1 1 BはAに対し、売買契約(民法555条(以下法名略))に基づく代金支払請求をすることが考えられる。 2 ABは平成29年9月10日に本件売買契約を締結しており、履行期である9月21日も到来している。 3 これに対して、AはBが松茸5キログラム…