法律解釈の手筋

再現答案、参考答案、法律の解釈etc…徒然とUPしていくブログ… 

予備試験

【予備試験】 刑事実体法 簡易事例まとめ 【口述対策】

1.窃盗罪(235条) (1)占有の存否[1] (2)意思に反する占有移転 (3)不法領得の意思[8] (ⅰ)権利者排除意思[9] (ⅱ)利用処分意思 2.詐欺罪(246条) (1)クレジットカードの不正使用 (ⅰ)自己名義カードの不正使用 (ⅱ)他人名義カードの不正使用 (2)証明文書の…

平成30年度 予備試験 刑法 解答例

解答例 第1 犯罪の成否 1 甲がCに対してうその話をして,定期預金の払戻しを申し入れた行為に、Vに対する業務上横領罪(253条)が成立しないか[1]。 (1) 「業務」とは、委託を受けて物を管理することを内容とする事務をいうところ、本件では、甲は会社設立後…

平成30年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 下線部①の行為(以下「①行為」という。)の適法性 (1) まず、凶器を使用した強盗等犯罪が多発していたJ町において、甲はPと目が合うや、急に慌てた様子で走り出すという怪しい行動をとっているところ、強盗等犯罪の犯人ではないかとの嫌…

平成30年度 予備試験 民事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 Y及びZに対する請求相互の関係 両請求が必要的共同訴訟か通常共同訴訟かが問題となるが、両請求の訴訟物は別個であり、共同提訴の必要性もないので、必要的共同訴訟にはあたらない。そして、両請求は本件絵画売買契約に基づく代金支払請…

平成29年度 予備試験 刑法 再現答案  【評価B】

再現答案 (自己評価:B→結果:B) ※平成29年度 予備試験 刑法 参考答案例 との比較・参照を奨めます。 第1 甲の罪責 1 甲が殺意をもって、宅配便を利用して、Vに毒入りワインを送った行為に、殺人罪の未遂犯(203条、199条)が成立しないか。 (1) 甲は…

平成29年度 予備試験 刑法 解答例 【行為無価値ver.】

解答例 第1 甲の罪責 1 甲が、殺意をもって、宅配便をして、Vに毒入りワインを送った行為に殺人未遂罪(203条、199条)が成立する。 (1) 甲は宅配便を利用してワインを送り付け、被害者Vが勝手にワインを飲むようにしむけているに過ぎないが、甲に正犯性が…

平成28年度 予備試験 刑法 解答例

参考答案例 第1 甲宅に対する放火について 1 甲・乙が「共同」して、甲宅にX発火装置を置いた行為について、非現住建造物放火罪の未遂犯の共同正犯(60条、112、108条)が成立しないか。 (1) 甲宅は土地に定着し人の出入りに適した構造を有する建物であり「…

平成27年度 予備試験 刑法 解答例

解答例 【(賄賂:間接正犯、横領:共同正犯構成)】 第1 丙の罪責 1 丙が、甲との間で公共工事をA社と契約し、そのお礼として50万円を受け取る旨の約束をした上、丁をして現金50万円を受け取った行為[1]に、受託収賄罪(197条1項後段)が成立しないか。 …

平成26年度 予備試験 刑法 解答例

解答例 第1 甲の罪責 1 甲がVに対し鑑定の必要があるなどと言って、仏像を交付させた行為に詐欺罪(24 6条)が成立しないか。 (1) 甲の上記行為は、「人を欺い」ているか。 ア 「人を欺」く行為とは、①財産処分に向けられた②財産交付の基礎となる重要な事項…

平成25年度 予備試験 刑法 解答例

解答例 第1 Vに50万円を振り込ませた行為について 1 甲の罪責 上記行為について、Vに対する詐欺罪(246条1項[1])が成立しないか。 (1) 甲は「人を欺い」ているか。 ア 「人を欺」く行為とは、処罰範囲限定の観点から、処分者の財産交付の判断の基礎となる…

平成24年度 予備試験 刑法 解答例

解答例 第1 甲の罪責 1 甲が乙の頸部について甲自動車を運転して全治2週間の捻挫を負わせた行為に、傷害罪(204条)が成立する。 (1) 甲は乙という「人」の「身体」である頸部について、運転行為によって捻挫を負わせており、人の生理的機能を障害し「傷害…

平成23年度 予備試験 刑法 解答例

解答例 1 甲が嘱託を受け、殺意をもって、乙の頸部を両手で絞め付けて殺した行為に、同意殺人罪(202条)が成立する。 (1) 甲は、乙という「人」から「早く楽にして」と言われている。これは、日常的に乙が「早く一緒に死にましょう」と言っていたことや、「…

平成29年度 予備試験 刑事訴訟法 再現答案 【評価C】

再現答案 (自己評価:E→結果:C) 第1 設問1 1 まず、本件逮捕は「罪を行い、または現に罪を行い終つた」(212条1項)にあたらないため、現行犯逮捕(212条1項)は認められない。 2 次に、本件逮捕が準現行犯逮捕(212条2項)として現行犯逮捕が許…

平成29年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 (以下、刑事訴訟法は法名略。) 1 第1に、甲は下線部①逮捕(以下「①逮捕」という。)時に実行行為を継続していたわけではないため、「現に罪を行」(212条1項)う者にはあたらない。 2 第2に、甲が「現に罪を行い終った者」(212条1項)にあた…

平成28年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 (以下、刑訴法は法名略。) 1 逮捕の適法性 (1) ①の逮捕は、同一の被疑事実について逮捕・勾留が先行するところ、一罪一逮捕・一勾留の原則に反し違法とならないか。 (2) 刑訴法は、被疑事実、すなわち事件ごとに身体拘束の厳格な期間…

平成27年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 ①ないし③の写真撮影は適法か。 (1) 写真撮影は、特定の場所や物や人の身体の性質・状態等を五官の作用で認識する活動という検証たる性質を有する。そして、住居内を撮影する行為は憲法35条が保障するプライヴァシィの利益に「侵入」す…

平成26年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

解答例 1 甲が乙に対し賄賂を供与した事実は、刑罰権の存否及びその範囲を画する事実であるから、その立証に用いる証拠には証拠能力があることを要する(厳格な証明 317条)。 そこで、本件のレコーダーに証拠能力が認められるかにつき検討する。 2 第1に、…

平成25年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

解答例 第1 設問1 1 裁判長は、訴因の特定がなされていないことを理由に求釈明(規則208条1項)しなければならないか。 2 訴因が特定されていない場合、256条3項に反するため、裁判所は公訴棄却をすれば足りるとも思える(338条4号)。もっとも、公訴棄却判決…

平成24年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

解答例 1 KがAに捜査を依頼して、甲に覚せい剤の売買を働きかけた点について (1) Aの上記行為は、いわゆるおとり捜査として許されないのではないか。 ア おとり捜査とは、捜査機関又はその依頼を受けた捜査協力者が、その身分や意図を相手方に秘して犯罪を…

平成23年度 予備試験 刑事訴訟法 解答例

平成23年度予備試験 刑事訴訴訟法 参考答案例