法律解釈の手筋

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【重要】弁護士になるまでに読んでほしい本【厳選】

1.はじめに

ここでは、今後弁護士として社会人になるであろう受験生の方々に、弁護士になるまでに読んでおいた方がいい書籍を紹介したいと思う。

特に企業法務弁護士を目指す者を念頭に置いたものとなっているが、社会人として、ビジネスマンとしてこれくらいは読んでおいた方が良い、というものをできる限りピックアップしたつもりなので、一般民事や刑事系を専門にしたいと思っている方も、気になった本をぜひ手に取ってみてほしい。

 

2.個人的必読本【5選】

(1) 大石哲之『コンサル1年目が学ぶこと』

コンサル一年目が学ぶこと

コンサル一年目が学ぶこと

  • 作者:大石哲之
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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コンサルと書いてあるので受験生のみんなは自分には関係ないな、と思うかもしれない。しかし、同書籍はコンサルだけでなく、ビジネスマンとして働くすべての者に普遍的な仕事の取り組み方や心構えを解説してくれている。

これを読んだ者とそうでない者で、その時点ですでに大きな差が生じてしまうといっても過言ではない。それほどまでに、社会人1年目の者が最初に読むべき本としてここまで最適なものはないと思う。

購入して、何度も読み直すことをお勧めする。

(2) 四禮静子スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい』

事務所の先輩や同期を見ていても、実はwordを完璧に使いこなせている人って意外と少ないんだな、と感じた。ショートカットキー等を使用すれば一瞬で終わる仕事をマウスでちまちまと作業している人が少なくない。

同書籍は、wordの超基本的な操作方法を解説してくれている。ここに書いてあることが実践できていないような場合、はっきり言ってPCを扱っていくホワイトカラーとしては失格だと思う。

本屋で立ち読みをしてみて、特に学ぶことがないと思えば購入する必要はないと思うが、少しでもwordに不安がある人(少なくともタイトルにギクッとした人)は手元に置いておくと良いと思う。

(3) 安宅和人『イシューからはじめよ』

慶応義塾大学の安宅教授が、コンサルのために執筆した書籍である。

コンサル業界では必読の本として必ず上位に挙がってくる本であり、その内容はかなり難しい内容となっている(内容を理解することは難しくないかもしれないが、この書籍の内容を実践するのは訓練が必要であるという意味に捉えておいてほしい。)。

弁護士の仕事は、リーガルコンサルという側面を多分に含んでいるため、同書籍で説明されている思考方法を持っているかいないかで、アウトプットに相当な差が出てくる場面が多いと思う。

ビジネスロイヤーになる方は絶対に読んでおいてほしい書籍といえる。

(4) 中村直人、山田和彦『弁護士になった「その先」のこと。』

企業法務弁護士として有名な中村直人先生が、弁護士の方を対象に執筆した書籍である。

この書籍に書いてある内容をすべて実践できる者はおそらく「超人」だと思う。少なくとも僕は「この書籍の内容をすべて実践することは無理だな」と諦めてしまった。

ただ、トップロイヤーがどのレベルで仕事に取り組んでいるかを知れるという意味では、やはり読んでおくに越したことはない。

(5) 森岡毅『苦しかったときの話をしようか』

テレビに出演することも多くなった森岡氏による書籍であるため、知っている人もかなり多くなったのではないかと思う。

知らない人に簡単に説明すると、森岡毅氏はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を復活させたマーケティングのプロであり、現在は独立して株式会社刀の代表取締役を務めている。同書籍は、そんな森岡氏が自身の娘に教えたいことを書き綴るというスタイルであり、若者に向けた書籍である。

 

3.人と働く人に読んでほしい本【3選】

(1) 宇田川元一『他社と働く』

 

(2) ダニエル・コイル、楠木健『最強チームをつくる方法』

 

(3) 伊藤洋一『1分で話せ』

 

4.胸が熱くなる本【3選】

ここでは、ビジネスや弁護士になることとはあまり関係ないかもしれないけど、読むと胸が熱くなるような、そんな書籍を紹介したいと思う。

読めば必ず胸にこみ上げる何かがあると思う。今は弁護士になるために受験勉強に大変かもしれないけど、息抜きにでも読んでみて、新たな視点を持ってほしいと思う。

(1) 佐俣アンリ『僕は君の「熱」に投資しよう』

ベンチャーキャピタリストの佐俣アンリ氏が執筆した書籍である。

主に起業家を目指す者へ向けたメッセージであるが、そのメッセージから普遍的なメッセージを読み取ることができる。同書籍を読むと「自分も何者かになれるはずだ」といいう勇気が湧いてくる。

(2) 塩田元規『ハートドリブン』

ゲーム会社の株式会社アカツキを創業した1人である塩田元規氏による書籍である。

塩田氏が自身の半生を語りながら、今の若者たちへメッセージを伝えてくれている。塩田氏の激動の人生に触れながら、生き方を考え直すきっかけになると思う。

(3) 瀧本哲史『2020年6月30日にまたここで会おう』

元東大教授の瀧本哲史氏による、東大での特別講義を書籍化したものである。なので、文章も語り口調でかなり読みやすいと思う。これからを生きる若者への普遍的なメッセージを伝えてくれており、2020年6月30日にこの講義の答え合わせをしよう、というメッセージで締めくくられる。2012年の講義を書籍化したものであるが、今でも十分通用する内容だと思う。

正直必読本の中に入れても良いレベルで、多くの方に読んでほしい書籍である(必読本を5選に厳選したかったので、仕方なくこちらへ入れさせていただいた。)。

なお、執筆者の瀧本氏は、2019年8月に病のため夭逝した。そのため、2020年6月30日にまた会うという約束は叶えられなかった。ただ、瀧本氏の想いはこの書籍から感じ取ることができる。ぜひ、その想いに触れてみてほしい。

 

5.おわりに

以上で書籍の紹介を終わりたいと思う。

これでも紹介する書籍の数を相当絞ったので、もしこの記事が人気なようであれば、第2弾を出すかもしれない。受験指導ブログなので、どこまで受験生のみんながこの記事に興味を持ってくれるかは分からない。けれども、弁護士を志している今の段階から更に長期的な視点を持つことは、実は司法試験に受かることよりも重要なんじゃないかと個人的には思う。

人生は100年あるといわれる時代だし、弁護士だけが職業ではない。AIの発達や人口減少を考えると、死ぬまで弁護士をやるような人は今後かなり少なくなるんじゃないかと予想される。また、インハウスロイヤーというサラリーマンと変わらない立場を望む人たちもかなり増えている(それが悪いことだとは決して思わないが。)。おそらく、今後弁護士になる人たちは、昔の弁護士先生たちよりも一層、それぞれが自身の生き方に真剣に向き合わなければいけない時代になったんじゃないのかな、と思う。そのようなとき、上で紹介したような書籍が、1つの羅針盤になってくれるかもしれない。

また、生き方が多様になった場合、みんなのライバルは弁護士だけでなく、一般就職をしたビジネスマンたちも含まれる。そういうビジネスマンのトップランカーは、上記のような書籍は当然に読んできている。その意味でも、ぜひ毛嫌いせず、今の段階からこれらの本に触れてみてほしい。